〈フィリピンニュース〉


中央銀行、12月15日に0.50%の追加利上げを決定

翌日物借入金利5.50%に、約14年ぶりの高水準に


自国通貨を守るためフィリピンも利上げに走っているようです。

フィリピン中央銀行は(BSP)は、現在、年8回の金融委員会(MB)政策定例会合を開催している。

12月15日に2022年最後(8回目)のMB政策定例会合が開催された。

 今年8回目のMB政策定例会合では、政策金利体系の0.50%の追加引き上げが決定された。

すなわち、主要政策金利である翌日物借入金利(RRP)5.50%を中心とする5.00%〜6.00%という金利コリドーに移行されることになった。

この追加利上げは、12月16日から実施される。

RRPは2008年11月以来、約14年ぶりの高水準となる。[WCL Solutions (Phil.) Corp.]


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https://pheconomist.com/topics_detail8/id=78753




〈フィリピンの株式市場および経済情報について〉


キャピタル・アセット・マネージメント社の運用している、「フィリピン株式ファンド」の2022年11月の月次レポートによれば、フィリピン経済および株式市場の状況は下記の通りです。


11月のフィリピン株式市場は月間ベースで上昇しました。

フィリピン総合指数は前月末比+10.20%となる6,780.78ポイントで引けています。

■フィリピン株式市場

11月のフィリピン株式市場は上昇基調となりました。

月 前半は、10月の米消費者物価指数(CPI)上昇率が市場予想を下回り、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペースの減速観測が強まったことに加 え、9月の海外労働者からの送金が前年同月比3.8%増と市場予想を上回ったことや国内の企業業績が回復傾向を見せていることが好感されました。

月後半は、フィリピン中央銀行が政策金利を0.75%引き上げたものの、市場予想通りだったことから影響は限定的で、10月の総合国際収支のK字化や米利上げペース減速への期待などを背景に上昇傾向をたどりました。

11月末のフィリピン総合指数は前月末比10.20%高の6,780.78ポイントとなりました。

一方、為替市場では、米利上げペースの減速観測や底堅い海外労働者からの送金などを背景にフィリピンペソの対米ドルレートは上昇に転じました。

もっとも、米長期金利が低下し、日米金利差の縮小が意識される中、米ドル安・円高が進行したことから、フィリピンペソの対円レートは11月月間で3.99%の下落となりました。

■運用状況

株式組入比率は、市場の流動性や個別銘柄の成長性を考慮しながら、高位を維持し、11月末時点での保有銘柄数は26となりました。

業種別組入比率は、資本財セクターを21.6%、不動産セクターを20.4%、銀行セクターを20.0%としました。

個別銘柄では、金利上昇の悪影響が警戒される不動産株などを一部売却しました。

■今後の見通し

7-9月期のフィリピンの実質国内総生産(GDP)成長率は前年同期比+7.6%と、前四半期からやや加速し、市場予想も上回りました。

また、11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は52.7と、15ヵ月連続して好不況の分かれ目とされる50を上回っています。

フィリピン総合指数でみた1株当たり利益(EPS)成長率(市場予想ベース)は、2022年に25.0%23年に17.6%の増益が見込まれています(11月末時点)。

予想PERが11月末時点で15.8倍(市場予想ベース)と、過去10年平均の18.4倍を下回る水準にあり、割安圏にあるとみられます。

ただ、世界的なインフレや金融引き締めなどが依然として警戒され、フィリピン株式市場の先行きも予断を許さない状況です。

また、11月の同国CPI上昇率が前年同月比8.0%へと高まっており、国内物価や通貨ペソの動向などに注意する考えです。

今後の運用方針としましては、世界的な金利上昇局面において、フィリピン中央銀行も当面利上げを続けるとみられ、その恩恵を受ける銀行株を中心に金融のオーバーウェイトを継続する方針です。

また、同国GDPの7割を個人消費が占めるなど、経済の牽引役とも言える消費関連銘柄にも引き続き注目していきます。


下記のウェブサイトに、さらに詳しいデータが掲載されています。

http://www.capital-am.co.jp/products/pdf/ph_getsuji.pdf


フィリピン株式にご興味のある方は、下記のウェブサイトに掲載している証券会社から投資できます。

http://www.capital-am.co.jp/products/popup04.html


<フィリピンリタイアメント情報>

ハッピー・リタイアメント・イン・フィリピンもご参照ください。

http://www.cityac.com/happyrt/index.html


<退職ビザ、現地の視察>

バロントラベル マニラオフィス :担当 伊藤にご連絡ください。

メールアドレス: ito@barontravel.jp


その他、フィリピンリタイアメントについては、下記までご連絡ください。

ehaya001@hotmail.com






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