〈フィリピンニュース〉


現政権下で農産品密輸倍増


  農民組合やアグリビジネス企業が加盟する農業団体SINAGのロセンド・ソー会頭によると、アキノ政権の10年から14年までの農産品の密輸が1820億 ペソとアロヨ政権の05?09年における950億ペソから倍増した。密輸は関税が30?40%と高いコメ、砂糖、玉ネギ、ニンジン、ニンニクなど(日刊ま にら新聞)。


〈フィリピンイベント情報〉


コンサート「One Night of QUEEN」


 24、 25日午後8時、首都圏パラニャーケ市のソレイユ・リゾーツ&カジノ・シアター。80〜90年代に世界的大ヒットを飛ばした伝説のバンド「クイーン」が一 夜限りの復活を果たす。イギリスの物まね芸人、ゲイリー・ミューラーがボーカルの故フレディ・マーキュリーに変装し、往年の名曲を披露する。入場料は 8300〜2000ペソ。予約はチケットワールド(+63-2-891-9999、https://www.ticketworld.com.ph)かチ ケットネット(+63-2-911-5555、http://www.ticketnet.com.ph)。


〈フィリピンの株式市場および経済情報について〉


キャピタル・アセット・マネージメント社の運用している、「フィリピン株式ファンド」の2015年9月の月次レポートによれば、フィリピン経済および株式市場の状況は下記の通りです。


 9月フィリピン株式市場は、米国の利上げ観測が後退するとともに上昇する場面も見られましたが、欧米市場や他の

アジア市場が軟調に推移していたこともあり投資家のセンチメントは回復せず前月末比で下落しました。フィリピン総

合指数は前月末比▲2.88%の6893.98ポイントで引けています。


■フィリピン株式市場

9月フィリピン株式市場は、米国の利上げ観測が後退するとともに上昇する場面も見られましたが、欧米市場

や他のアジア市場が軟調に推移していたこともあり投資家のセンチメントは回復せず前月末比で下落しまし

た。フィリピン総合指数は前月末比▲2.88%の6893.98ポイントで引けています。

■フィリピン経済

フィリピン中央銀行は24 日、金融委員会の政策決定会合を開き、政策金利の翌日物借入金利と同貸出金利を

それぞれ4.00%と6.00%に据え置きました。政策金利の据え置きは昨年9月以降続いており、5会合連続となり

ます。同中央銀行は声明で、消費者物価指数(CPI)上昇率が低水準で推移していることを要因の1つとして挙

げました。フィリピン統計庁によると、今年8月のCPI上昇率は前年同月比0.6%となり1〜8月も前年同期比1.7%

と、同中央銀行予測である2.0〜4.0%を下回りました。このほか、堅調な内需や企業・消費者景況感の見通しが

明るいことなどを金利据え置きの要因としています。一方で、同中央銀行は今後の見通しとして、CPIは緩やか

に上昇すると予測しています。電力料金の引き上げやエルニーニョ現象の影響による食品価格の上昇リスク、

世界経済の不透明感などを懸念材料としました。フィリピンは、フィリピン海外労働者からの送金は引続き増

加傾向であり、外注産業(BPO)も高い伸びを示していることから、内需主導型の高い経済成長を維持すると

期待されています。特に、フィリピンの外注産業(BPO)の売り上げが、フィリピン人海外出稼ぎ労働者

(OFW)を含む在外フィリピン人からの送金額(銀行経由のみ)を上回る勢いで伸びています。今年通年の金

額ベースの伸び率が海外送金は7%で、BPO産業は12%に達する見込みです。2017 年には逆転する可能性も出

ています。フィリピンのBPO産業は英語力と豊富な労働力を武器に拡大を続けており、2014 年の売上高は189

億米ドル(約2兆2,800 億円)に達しました。今年は前年比12%増の212 億米ドルとなる見込みです。

■今後の見通し

欧州系格付け会社フィッチ・レーティングスは24 日、フィリピンの外貨建て長期債務の信用格付けを投資適

格級の「BBBマイナス」に据え置くと発表しました。また、フィリピンの格付け見通しは、「ステーブル(安

定)」から「ポジティブ」に引き上げました。フィッチは今年の経済成長率を5.6%と予想しており、輸出の冷

え込みを国内の消費市場が補完していると説明しています。また、フィッチは、アキノ政権下でガバナンスや

汚職対策が改善していると指摘しており、「政権交代後も成長を維持できる」と評価しています。

フィリピン株式市場については、引き続き好調な企業業績と経済を背景に中長期的に堅調な相場展開が継続す

ると見ています。また、フィリピンの経常収支は黒字であり、外貨準備も潤沢なことから、大幅な通貨の下落

には繋がりにくいと考えています。運用方針としましては、引き続き消費関連セクター(消費者サービス・生

活必需品・家庭用品)のオーバーウエートを維持する予定です。


下記のウェブサイトに、さらに詳しいデータが掲載されています。

http://www.capital-am.co.jp/products/pdf/firipinkabu_getsuji.pdf


フィリピン株式にご興味のある方は、下記のウェブサイトに掲載している証券会社から投資できます。

http://www.capital-am.co.jp/products/popup04.html


<フィリピンリタイアメント情報>

ハッピー・リタイアメント・イン・フィリピンもご参照ください。

http://www.cityac.com/happyrt/index.html


<退職ビザ、現地の視察>

バロントラベル マニラオフィス :担当 伊藤にご連絡ください。

メールアドレス: ito@barontravel.jp


その他、フィリピンリタイアメントについては、下記までご連絡ください。

ehaya001@hotmail.com





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