<フィリピンの株式市場および経済情報について>


キャピタル・アセット・マネージメント社の運用している、「フィリピン株式ファンド」の2015年1月の月次レポートによれば、フィリピン経済および株式市場の状況は下記の通りです。


 1月のフィリピン株式市場は、堅調な相場展開となりました。代表的な株価指数であるフィリピン総合株価指数は前

月末比6.4%上昇し、7,689.91ポイントで終えました。通貨フィリピン・ペソは、1月末に2.68円(投資信託協会発表値)

となり、前月末比0.7%のフィリピン・ペソ安/円高となりました。


■フィリピン株式市場

1月のフィリピン株式市場は、好調な経済と原油安を背景に堅調な相場展開となり史上最高値を更新しました。代表

的な株価指数であるフィリピン総合株価指数は前月末比6.4%上昇し、7,689.91ポイントで終えました。原油安やインフ

レ上昇圧力の緩和に加え、来年の大統領選挙で財政支出拡大が期待できることも好材料になりました。加えて、世界

銀行が、今年のフィリピンの国内総生産(GDP)成長率を6.5%と予測したことも投資家心理に好影響を与えました。

当ファンドに組み入れている銘柄の中では、発電事業のファースト・ジェン(前月末比+22.0%)や大手持ち株会社のGT

キャピタル・ホールディング(前月末比+17.3%)などが上昇しました。他方、大手持ち株会社のDMCIホールディングス

(同▲1.9%)やインフラ関連銘柄のインターナショナル・コンテナ・ターミナル・サービス(同▲0.9%)は小幅に下落しまし

た。

■フィリピン経済

フィリピン政府によりますと、2014 年の実質国内総生産(GDP)の伸び率は前年比6.1%でした。2013 年の同7.2%か

ら減速しましたが、第4四半期(10〜12 月)の実質GDP成長率は6.9%と高い伸びを記録しました。産業別では農林水産

業が前年同期の0.9%から4.8%、鉱工業が同7.6%から9.2%にそれぞれ伸びが加速しました。一方、サービス業は

6.7%から6.0%に鈍化し、また、政府支出の伸び率がマイナス0.4%からプラス9.8%に拡大しました。建設関連事業が

マイナス4.3%からプラス21.9%に回復し、輸出も15.5%と2桁成長を記録しました。2014 年の国民1人当たりの名目

GDPは推定で前年比9.4%増の12 万9,975 ペソ(約34 万6,900 円)でした。

■今後の見通し

世界銀行は14 日発表した最新の経済見通しで、フィリピンが2015 年から16 年にかけて年率6.5%の経済成長率を

維持するとの見通しを示しています。同銀行はフィリピンについてはインフレ上昇率が安定しており、財政状況も健全

で、政府債務残高も縮小しつつあるとコメントしています。フィリピンは、海外労働者からの送金は引続き増加傾向であ

り、外注産業(BPO)も高い伸びを示していることから、内需主導型の高い経済成長を維持すると期待されています。ま

た、原油相場の下落はフィリピン経済に恩恵をもたらすと見ています。ガソリン小売価格低下により消費意欲の向上が

期待できます。従って、良好な企業業績を背景に中長期的に株式市場は堅調な相場を維持すると見ています。加え

て、フィリピンの経常収支は黒字であり、外貨準備も潤沢なことから、大幅な通貨の下落には繋がりにくいと考えていま

す。


下記のウェブサイトに、さらに詳しいデータが掲載されています。

http://www.capital-am.co.jp/products/pdf/firipinkabu_getsuji.pdf


フィリピン株式にご興味のある方は、下記のウェブサイトに掲載している証券会社から投資できます。

http://www.capital-am.co.jp/products/popup04.html


<フィリピンリタイアメント情報>

ハッピー・リタイアメント・イン・フィリピンもご参照ください。

http://www.cityac.com/happyrt/index.html


<退職ビザ、現地の視察>

バロントラベル マニラオフィス :担当 伊藤にご連絡ください。

メールアドレス: ito@barontravel.jp


その他、フィリピンリタイアメントについては、下記までご連絡ください。

ehaya001@hotmail.com




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