<フィリピンの株式市場および経済情報について>


キャピタル・アセット・マネージメント社の運用している、「フィリピン株式ファンド」の2014年11月の月次レポートによれば、フィリピン経済および株式市場の状況は下記の通りです。


11月のフィリピン株式市場は、世界的な株高傾向を背景に、堅調な相場展開になりました。代表的な株価指数である

フィリピン総合株価指数は前月末比1.1%上昇し、7,294.38ポイントで終えました。通貨フィリピン・ペソは、11月末に

2.64円(投信協会発表値)となり、前月末比8.6%のフィリピン・ペソ高/円安となりました。


■フィリピン株式市場

11月のフィリピン株式市場は、世界的な株高傾向を背景に、堅調な相場展開になりました。代表的な株価指

数であるフィリピン総合株価指数は前月末比1.1%上昇し、7,294.38ポイントで終えました。国内消費が活発な

フィリピンにおいて、原油安が経済にプラスに働くとの見方も支援材料となりました

当ファンドに組み入れている銘柄の中では、食品大手のユニバーサルロビナ(前月末比+1.9%)やインフラ

関連銘柄のインターナショナル・コンテイナ・ターミナルサービス(同+1.8%)が上昇しました。一方、コン

グロマリットのJGサミット(同▲0.8%)や同じくコングロマリットのアライアンス・グローバル(同

▲1.2%)は下落しました。

■フィリピン経済

1-9月のフィリピン人海外就労者(OFW)による本国への送金額は、前年同期比6.1%増の176 億4,500 万米ド

ル(約2兆500億円)でした。9月単月の送金額は、前年同月比7.9%増の21 億700万米ドルとなり、過去最高額

を記録しました。フィリピンのOFWによる送金は順調に上昇基調を続けており、フィリピンのGDPの7割である

国内消費を支えています。一般的に送金されたお金は、フィリピン人は大家族主義で扶養家族が多いこともあ

り、大半が食費や教育費などに消費されています。これがフィリピンの消費を活発にさせている大きな理由で

す。出稼ぎ労働者の中には医師や看護師・介護士などの比較的高額で所得が安定している労働者が多く、不況

時でも送金額が安定しています。海外からの送金が伸びは、フィリピンの経済の成長につながっています。

■今後の見通し

米国の早期利上げ観測を背景に、世界的に株式市場は値動きの大きい展開が予想されます。ただ、フィリピ

ンの場合は、フィリピン海外労働者からの送金は引続き増加傾向であり、外注産業(BPO)も高い伸びを示し

ていることから、内需主導型の高い経済成長を維持すると期待されています。また、原油価格下落によってイ

ンフレが低下する見込みであることから、今後の消費意欲の向上が期待できます。

中長期的に見てフィリピン株式市場は良好な企業業績を背景に堅調な相場を維持すると見ています。また、

フィリピンの経常収支は黒字であり、外貨準備も潤沢なことから、大幅な通貨の下落には繋がりにくいと考え

ています。

今後の運用方針として、原油価格の下落の恩恵を受けると思われる航空会社のセブ・エアやの所得増加に伴

う自動車販売増加の恩恵を受けると思われるGTキャピタルを組み入れていく方針です。



下記のウェブサイトに、さらに詳しいデータが掲載されています。

http://www.capital-am.co.jp/products/pdf/firipinkabu_getsuji.pdf


フィリピン株式にご興味のある方は、下記のウェブサイトに掲載している証券会社から投資できます。

http://www.capital-am.co.jp/products/popup04.html


<フィリピンリタイアメント情報>

ハッピー・リタイアメント・イン・フィリピンもご参照ください。

http://www.cityac.com/happyrt/index.html


<退職ビザ、現地の視察>

バロントラベル マニラオフィス :担当 伊藤にご連絡ください。

メールアドレス: ito@barontravel.jp


その他、フィリピンリタイアメントについては、下記までご連絡ください。

ehaya001@hotmail.com




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