<フィリピンの株式市場および経済情報について>


キャピタル・アセット・マネージメント社の運用している、「フィリピン株式ファンド」の2013年8月の月次レポート
によれば、フィリピン経済および株式市場の状況は下記の通りです。


8月のフィリピン株式市場は、下落しました。代表的な株価指数であるフィリピン総合株価指数は前月末比8.5%下落

し、6,075.17ポイントで終えました。米国の量的金融緩和政策の縮小が再度意識され、新興国から資金が流出すると

の見方が強まったことなどが影響しました。


■フィリピン株式市場

8月のフィリピン株式市場は、下落しました。代表的な株価指数であるフィリピン総合株価指数は前月末比

8.5%下落し、6,075.17ポイントで終えました。この下落の要因としては、米国の量的金融緩和政策の縮小が再

度意識され、新興国から資金が流出するとの見方が強まったことなどが挙げられます。フィリピン総合株価指

数は、一時、前月末比13.6%安い、5,738.06ポイントまで下落しました。しかし、フィリピンの4〜6月期の実

質GDP成長率が前年同期比7.5%と発表されると、改めて好調なファンダメンタルズが評価され、株式市場も月

末にかけては急速に戻す展開となりました。

フィリピン総合株価指数を構成する主要銘柄の中では、外食関連のジョリビーフーズ(前月末比+3.9%)や

輸送関連のICTS(同+3.6%)などの株価は上昇しましたが、資本財のSMインベストメンツ(同▲29.5%)やJG

サミット・ホールディングス(同▲12.9%)などの株価は下落しました。尚、当ファンドは、引き続き中長期

的な視点に立ち、インフラ関連セクターや消費関連セクターなどを中心にポートフォリオを構築しました。

■フィリピン経済

フィリピン国家統計調整局(NSCB)は、第2四半期(4〜6月期)の実質国内総生産(GDP)の成長率を前年

同期比7.5%と発表しました。市場の事前予測値(7.2%)を上回り、またASEAN主要国の中では最も高い成長

率を達成しました。従来と同様に個人消費が順調に伸びている上、官民のインフラ投資の増加が顕在化して来

たため、高い成長率となりました。また、上半期(1〜6月期)トータルの実質GDP成長率は前年同期比7.6%と

なり、政府の通年の目標値(6〜7%)を上回りました。

■ 今後の見通し

フィリピン株式市場は、中長期的に引き続き注目できるとの見方に変更はありません。1.堅調な個人消費に

加えてインフラ投資も活発化して来たことから、今後も高い経済成長を達成できる見込みであり、2.これを背

景に企業収益も順調に伸びて行くことなどが期待できるからです。実際に、上述の通りフィリピンの実質GDP

成長率はASEAN主要国の中で最も高い実績を実現しており、また企業の業績も好調です。加えて、他の多くの

新興国とは異なり、フィリピンの経常収支は黒字基調であり、更にインフレも落ち着いていることから、海外

投資家も評価し易いと見込まれます。実際に良好な経済ファンダメンタルズを有し、海外からも評価されやす

い条件が整っていることから、フィリピン株式市場については基本的に堅調な相場展開を見込んでいます。


下記のウェブサイトに、さらに詳しいデータが掲載されています。

http://www.capital-am.co.jp/products/pdf/firipinkabu_getsuji.pdf


フィリピン株式にご興味のある方は、下記のウェブサイトに掲載している証券会社から投資できます。

http://www.capital-am.co.jp/products/popup04.html


<フィリピンリタイアメント情報>

ハッピー・リタイアメント・イン・フィリピンもご参照ください。

http://www.cityac.com/happyrt/index.html


<退職ビザ、現地の視察>

バロントラベル マニラオフィス :担当 伊藤にご連絡ください。

メールアドレス: ito@barontravel.jp


その他、フィリピンリタイアメントについては、下記までご連絡ください。

ehaya001@hotmail.com


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