<フィリピンの株式市場および経済情報について>


キャピタル・アセット・マネージメント社の運用している、「フィリピン株式ファンド」の2013年3月の月次レポートによれば、フィリピン経済および株式市場の状況は下記の通りです。


代表的な株価指数であるフィリピン総合株価指数(30銘柄で構成する指数)は、フィッチの格上げを好感し、前月に続き史上最高値を更新しました。


■フィリピン株式市場: 株価指数は、史上最高値を再び更新

フィリピン株式市場は、利食い売りに押されて下落した場面もありましたが、総じて3月も好調な展開となりました。代表的な株価指数であるフィリピン総合株価指数(30銘柄で構成する指数)は前月末比1.9%上昇し、6,847.47ポイントで終えました。前月に続き、また史上最高値を更新しました。欧州系の格付け会社フィッチ・レーティングスが、フィリピンの外貨建て長期債務の信用格付けを投資適格級の「BBBマイナス」に引き上げたことを好感しました(従来の格付けは「BBプラス」)。

個別銘柄では、特に食品大手のユニバーサル・ロビナ(前月末比+19.2%)や、インフラ関連銘柄のインターナショナル・コンテナ・ターミナルサービス(同+12.3%)、不動産大手のロビンソンズ・ランド(同+12.1%)などの株価が特に上昇しました。一方、電力大手のエネルギー開発(前月末比▲14.8%)や銀行大手のバンド・デ・オロ・ユニバンク(同▲9.3%)などの株価が下落しました。当ファンドは、引き続き中長期的な視点に立ち、金融セクター、インフラ関連セクター、不動産セクターなどを中心にポートフォリオを構築し

ました。

■フィリピン経済: 1月の在外フィリピン人からの送金額は16.8億ドル(前年同月比+8.0%)

フィリピン中央銀行が発表した1月の在外フィリピン人からの送金額(銀行経由のみ)は、前年同月比8.0%増の16.8 億ドル(約1,580 億円)でした。相変わらず、堅調な伸びを示しました。フィリピン中央銀行は、この送金額が国内総生産(GDP)の約1割弱に相当する規模となっており、同国の経済成長の牽引役のひとつであると指摘しています。なお、送金元の上位国は、米国、カナダ、サウジアラビア、英国、アラブ首長国連邦(UAE)、シンガポール、日本などです。

■ 今後の見通し: 経済ならびに株式市場とも、順調な展開を予想

フィッチは、3月27 日に発表した格上げのアナウンスメントの中で、世界経済が後退局面にある中でも、フィリピン経済は旺盛な国内需要に牽引されて高い経済成長を達成したと指摘しています(昨年のGDP成長率は6.6%)。また、アロヨ前大統領時代から始まった経済・財政改革により、力強い経済成長と財政赤字の削減が実現されたことが今回の格上げに繋がったと説明しています。加えて、フィリピン中央銀行によるインフレ抑制策なども、現在の安定した経済状態に寄与していると評価しています。このような良好な経済ファンダメンタルズを、株式市場も引き続き評価すると見込まれることから、今後も堅調な相場展開が続くと予想しています。



下記のウェブサイトに、さらに詳しいデータが掲載されています。

http://www.capital-am.co.jp/products/pdf/firipinkabu_getsuji.pdf


フィリピン株式にご興味のある方は、下記のウェブサイトに掲載している証券会社から投資できます。

http://www.capital-am.co.jp/products/popup04.html


<フィリピンリタイアメント情報>

ハッピー・リタイアメント・イン・フィリピンもご参照ください。

http://www.cityac.com/happyrt/index.html


<退職ビザ、現地の視察>

バロントラベル マニラオフィス :担当 伊藤にご連絡ください。

メールアドレス: ito@barontravel.jp


その他、フィリピンリタイアメントについては、下記までご連絡ください。

ehaya001@hotmail.com




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